モラハラ夫の特徴
モラハラ夫には、以下のような特徴がみられます。一つでも当てはまるものがあれば、是非、当事務所にご相談下さい。
①社会的に一定の地位や職業に就いている。
家庭の外で人の上に立つ地位にある方は、家庭内の中でも不遜な態度を取る方が少なくありません。人を自分に従わせることを当然と錯覚している様子ですが、プライベートな空間までそのような感覚で臨まれると一緒に暮らす方にとってはつらい環境となります。
②比較的コミュニケーション能力が高く、外部からの評価は高い。
モラハラ加害者の特徴として、要領がよく自分を良く見せる技術に長け、家の外では人気があったり、他かい評価を受けていることが少なくありません。
③暴力は振るわない。
モラハラの態様として最も多いのは、ネチネチとした嫌味を1年中言い続けるといったものです。明白な暴力を振るうことは稀で、感情的に手を挙げたとしても骨折等の結果が明白に残る事態にまでは至らず物を破壊したり、胸倉を掴む、髪を引っ張る等の証拠が残りづらい内容で終わることが多いです。
④常に厳しい態度なのではなく、定期的に優しい時期もある。
モラハラ加害者も人間ですので、完全な悪というわけではなくある側面では良い部分を持っているのが普通です。日常的に嫌味を言っている人物でも、定期的に非常に親切で優しい態度になることが多いです。そういう側面があるからこそ、モラハラ加害者・被害者の関係が長期的に継続しやすく、まずいと思っていても自分の意思ではなかなか抜け出せない「共依存」の状態に陥る状況がママ見られます。
⑤自分が悪いことをしている、妻を傷つけているという感覚は微塵も感じていない。
モラハラ加害者の特徴の一つが、他人の痛みに鈍感という点です。人が聞いたら心が傷つくような発言を、何の気なしに行いこちらの痛みに気付かない。気付こうともしない。そういう発言が人を傷つけると言おうものなら「言われて当然のことをしてるんだろう!」と反論され、聞く耳を持たない。こういった光景が日常的に行われ、黙ってその場をやり過ごす以外に対処のしようがなくなる。そういうご経験はありませんか。
⑥得意技は「責任転嫁」
基本的に、モラハラ加害者は自己正当化が得意です。定期的に弱気な態度を取ったり、謝罪したりすることはあっても、基本的には「自分は正しい」「自分が不愉快になっているのは〇〇のせいだ」と他人に帰責させる思考形式を取り勝ちです。「どうすればお互いが気持ちよく暮らせるか」ではなく「自分が気持ちよく暮らせないのは〇〇のせいだ」と、原因を他人に求め人を責めることで憂さを晴らそうとしがちです。
⑦家計の管理を押し付け文句だけは言う。
モラハラ加害者の特徴の一つに猜疑心の強さがあります。モラハラ加害者はよく人を疑います。たとえば、お金の話。面倒臭い家計の管理は押し付ける癖に、心のどこかで無駄遣いされているのではないかと疑っている、あるいは、(本当はしてもいないのに)無駄遣いを「許してやっている」といった認識を持つのがモラハラ加害者の特徴です。
現実に、離婚に伴う財産分与に際し、モラハラ加害者は「妻(場合によっては夫)は絶対どこかに財産を隠しているはずだ!!」と、モラハラ被害者の方がどこかに夫婦の財産を隠しているはずだというじじつ無根の主張に終始することが多いです。
⑧外部との世界を可能な限り遮断させようとしてくる。
モラハラあるあるの一つですが、モラハラ加害者は、配偶者に対してひどい言動を取り続けるくせに心の奥底ではその配偶者のことを必要としております。必要の仕方が、その人を「尊重」しながら良い関係を築こうとするのではなく、上下関係を前提に相手を支配したがるのがモラハラ加害者の特徴です。
そんなモラハラ加害者は、支配・被支配の関係を強化するため配偶者を自身に依存させようとします。その結果、配偶者の就労関係や交友関係、親族との関係にまでネチネチと口を出し、自由な人間関係の構築を妨害してきます。
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