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モラハラ妻と離婚したい男性の方へ

投稿日:
更新日:2024/11/06
モラハラ

モラハラとは

モラハラ(モラル・ハラスメント)とは、言葉や態度によって、相手の人格を継続的に傷つけ、その苦痛や恐怖によって相手を支配し、思い通りに操る精神的な暴力のことをいいます。

モラハラの加害者には、相手を徹底的に支配することによって、常に優越感を感じていたいという強い欲求があります。

そこで、モラハラ加害者は「お前は何もできない」「バカじゃないか」という暴言や無視など相手の人格を傷つける行為を執拗に繰り返し、相手への支配を確立していくのです。

モラハラ被害者には女性(妻)が多いとされる背景

モラハラは相手を支配することにその本質があり、モラハラ加害者は肉体的、社会的、経済的な優位性を利用して、相手を支配していきます。

現代の日本においては、女性の社会進出が進んできているとはいえ、男性(夫)のほうが高い収入を得て、社会的地位も高いというケースが多いという実情があります。

このように夫が妻に対して、社会的、経済的な優位性をもっている場合、その優位性を利用して妻を支配することは容易です。

また、体力的にも勝っている夫は、妻が逆らったら肉体的暴力を振るうかもしれないという威嚇も利用して妻を支配することができます。

このような理由から、夫婦間のモラハラにおいては、圧倒的に女性(妻)が被害者であるケースが多いといわれています。

男性(夫)もモラハラ被害を受けている

もっとも、物理的な力を必要とする身体的暴力(いわゆるDV)の場合、体力や体格に男女差があることから、女性から男性に暴力をふるう場面はおのずと限定されるのに対して、モラハラという精神的暴力には物理的な力を必要としないため、女性から男性に対して行うことがより容易であると考えられます。

実際に、モラハラ妻から被害を受けている男性(夫)も相当数、いらっしゃると考えられます。

令和2年度司法統計によると、夫から妻に対する離婚調停申立の動機として、「性格が合わない」につづいて多く挙げられているのが「精神的に虐待する」という理由です。

「精神的に虐待する」というのは、まさに、モラハラのことであり、実際に男性が妻との離婚を考える多くのケースにおいて、夫が妻からのモラハラ行為を受けていることが分かります。

さらに、内閣府が3年に1度実施している「男女間における暴力における調査」の最新版(令和3年発表)によると「男性の約5人に1人は、配偶者から暴力被害(身体的暴行、心理的攻撃を含む)を受けたことがある」とされ、さらに「配偶者から心理的攻撃を受けたことが『何度もあった』『1、2度あった』という男性は10%以上にのぼっている」という結果が出ています。

そして「心理的攻撃」の内容としては「人格を否定するような暴言」「長期間無視するなどの精神的な嫌がらせ」などが挙げられており、まさに、モラハラの定義にあてはまります。

このように、内閣府の調査によっても、モラハラ妻から被害を受けている夫が相当程度いらっしゃることが分かっています。

もっとも、この調査によると、配偶者から暴力(身体的暴行、心理的攻撃を含む)を受けたことを、どこにも相談していない被害者の割合は、女性が約4割なのに対し、男性では約6割となっています。

このように、実際には、モラハラ妻からモラハラの被害を受けている男性(夫)は相当程度いらっしゃるにもかかわらず、男性(夫)がモラハラ妻から被害を受けても、そのことについて誰にも相談できず、一人で悩んでいるケースが多いという実像が浮かび上がります。

モラハラ妻の特徴

モラハラ妻には、以下のような特徴があるといわれています。

・夫を「くず」「バカ」などと呼んで、馬鹿にする
・夫の小遣いを極端に制限する(妻は好きなものを買う)
・夫に「稼ぎが悪い」「もっと稼げ」などと言う
・夫の親族や友人を馬鹿にする
・外面はよく「いい妻、いい母親」を演じている

モラハラ妻による経済的DV

モラハラ妻からの典型的なモラハラ行為として、多くのご相談者が、経済的DVに悩まれています。

モラハラ妻は、夫に対し「稼ぎが悪い」「男のくせに、情けない」などと馬鹿にして、夫を精神的に追いつめていきます。

夫が世間的には十分な収入を得ている場合であっても、モラハラ妻が「稼ぎが足りない」「もっと稼げ」などと夫を追いつめることも珍しくありません。

経済的DVをするモラハラ妻は、夫の小遣いを極端に制限することがあります。

夫は、懸命に働き、十分な収入を得ているにも関わらず、自分のために使えるお小遣いは非常に少ないということがあるのです。

また、妻からの追及に耐えかねて、夫が副業をせざるを得なくなるケースなどもみられます。

モラハラ妻は、このように夫に無理な我慢を強いる一方で、自分は好き勝手にお金を使うケースがあります。

このようなモラハラ妻は、ある時は、自分のために高額な美容代を使い、またある時は、子どもために、収入に見合わない高額な教育費をかけたりするのです。

夫の親や友人まで馬鹿にするモラハラ妻

モラハラ妻は、夫のことを「くず」「バカ」などと呼んで馬鹿にするだけでなく、「お前がくずなのは、親のせいだ」「友人や同僚もバカばかり」などと、夫の親族や夫の友人や同僚についてまで、理不尽な悪口を言う場合があります。

モラハラ妻から親族や友人、同僚まで馬鹿にされた夫は、次第に、親族や友人らに連絡しづらくなり、交友関係が非常に狭くなっていくというケースも見受けられます。

妻からモラハラを受けやすい男性の特徴

他方、妻からモラハラを受けやすい男性には、以下のような特徴があります。

・真面目
・優しい
・相手に何か言われると言い返せない
・気が弱い

モラハラ妻による夫へのモラハラ行為は、まったく理不尽なものですから、普通に考えれば、夫が妻に反論し、妻のモラハラ行為をやめさせることができるようにも思われます。

しかし、モラハラ被害を受けている夫は、もともと、真面目で優しく、何か言われると言い返せないなどの特徴があります。

そのような夫は、モラハラ妻の継続的な人格攻撃などを受けることによって、尊厳を奪われ、妻に反論するなどして対抗することができなくなってしまうのです。

モラハラ妻は変わらない

モラハラを受けている夫は、真面目で優しいことから、家庭を大切にしたい気持ちが強く、自身がモラハラ被害にあっていると認めたくないと考えるケースがあります。

モラハラ夫が、一時的に我慢すれば、妻が変わってくれるのではないかという期待をもつこともあります。

身体に対するいわゆるDVと同様に、モラハラにおいても、加害者が一時的に優しい態度をとる「ハネムーン期」があることから、なおさら、夫はモラハラ妻が変わってくれることに期待してしまいがちです。

しかし、モラハラ加害者は、相手を支配し自身の優越性を保ちたいという強い欲求を持っていることから、ほとんどのケースでモラハラ妻が変わることはありません。

モラハラで離婚を考えたら

妻からのモラハラ行為に悩み、モラハラ妻との離婚を考えたら、

①証拠を集めること
②別居を検討すること

が必要です。

モラハラは、身体に対するDVと異なり証拠が残りにくいという特徴がありますので、その特徴をふまえて証拠を収集する必要があります。

「モラハラと証拠」

また、モラハラのみが理由である場合、離婚が認められない可能性もありますので、離婚をより確実なものとするため、別居を検討することも必要です。

「別居したくて・・」

モラハラ妻と別居することは、モラハラ妻の被害から逃れ、健全な心理状態を取り戻すことにもつながります。

有責配偶者にならないことが大切

モラハラ妻からモラハラ被害を受けている夫のなかには、長期間にわたる執拗なモラハラ行為によって、精神的に疲弊し、妻以外の女性と交際してしまうというケースがあります。

このようなケースで、妻側が、夫の交際について知り、その証拠を入手するなどすると、夫は「有責配偶者」とされ、通常の離婚よりも高いハードルをクリアしないと離婚が認められなくなります。

モラハラ妻との離婚を考えている場合、この点にも注意をする必要があります。

モラハラ妻との離婚を考えたら一度弁護士に相談を

当事者同士で協議して合意できれば、離婚することができます。

しかし、モラハラ妻の多くは、支配の対象である夫との離婚に簡単には同意しません。

また、モラハラ妻と対等な話し合いをすることはむずかしく、モラハラ妻と直接話をすることに苦痛や怖さを感じる方も多くいらっしゃいます。

モラハラに精通した弁護士であれば、モラハラ妻との離婚をどのように進めていけばよいか、具体的にアドバイスすることができます。

モラハラ妻との離婚を考えられた場合には、一度、モラハラに精通した弁護士にご相談されることをお勧めします。

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【著者情報】


家事部 部長 福岡県弁護士会(弁護士登録番号:45028)

2007年 慶應義塾大学法学部 卒業

2009年 慶應義塾大学法科大学院法務研究科 修了

2010年に司法試験に合格し、東京都内の法律事務所を経て、2014年より弁護士法人グレイスにて勤務

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