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多産DVとは

投稿日:
更新日:2024/10/02
離婚・慰謝料コラム モラハラ

多産DVとは

多産DVとは、夫が、「避妊してほしい」という妻の意向を無視し、避妊せずに性交渉をして、妻に望まない妊娠を繰り返させるDVのことをいいます。
多産DVは、妻の意向を無視して性交渉を強要するという意味で、性的DVの一種といえるものです。

多産DVが疑われるケース

夫が避妊に協力しないケース、妻の妊娠中や出産直後から性交渉を要求するケース、短期間に次々とお子さんを産ませるケースなどでは、多産DVが疑われます。

夫婦が同意のうえの妊娠・出産であれば、もちろん何の問題もありません。

ところが、夫が妻の意向を無視して性交渉を迫ることにより妻が精神的苦痛を受けているケースもあるのが実情です。

多産DVのケースにおいて、夫は避妊を拒否するだけではなく、妻の体調に気遣うことなく性交渉をしようとする場合があります。
妻は、体調が悪い、疲れているなどの理由で、性交渉を拒否したいと思っているものの、拒否すれば、夫が不機嫌になり、場合によっては物にあたったり、暴力をふるったりすることもあるため、仕方なく応じているというケースもあります。

夫が妻の意向を無視して性交渉を迫るケースにおいて、妻が妊娠したとき、夫が経済的な理由などから出産に反対し、中絶を余儀なくされることもあります。お子さんが1人、2人などの場合でも「性的DV(多産DV)がない」と言い切ることはできませんので注意が必要です。

多産DVとモラハラ

多産DVにおいて、夫は妻を性的欲求のはけ口として扱っており、妻の人格を一切無視しています。
モラハラは、暴言や無視などにより相手の自尊心を奪っていく精神的DVですが、相手を支配し人格を傷つけるという点で、多産DVは、モラハラの一種といえるものです。

モラハラの被害者は、暴言や無視などの精神的暴力によって、自尊心を奪われる結果、「私が間違っている」「悪いのは私」と考えてしまう傾向があります。

同様に、多産DVの被害者である妻は、「夫婦で性交渉を拒否するのは間違っている」「自分さえ我慢すればいい」などと考えてしまいがちです。その結果、自身が被害者であると気づけず、被害がつづいてしまうというケースもあるのです。

被害者が検討すべきこと

多産DVの被害者にとって重要なことは、ご自身が受けているのが「DV」であり、ご自身は被害者であるという認識をもつことです。

そして、貴方の意向や体調を無視して、性交渉を要求してくる夫に対しては、毅然とした態度で拒否する姿勢を示したうえで、話合いをすることが必要です。

しかし、加害している夫のほとんどは、モラハラ夫に特徴的にみられることですが「自分は正しい」「自分は間違っていない」と考えているため、話合いが困難なケースも少なくありません。

そのような場合には、産婦人科医や行政、配偶者暴力支援センターなどに相談をもちかけることも有効です。

モラハラ夫も場合も同様ですが、妻の人格を無視している夫が態度を改めることは、残念ながら稀なケースです。
夫が態度を変えず、ご自身の精神的苦痛がつづく場合には、別居や離婚も視野に入れて検討するべきでしょう。

別居や離婚を検討する場合には、モラハラ離婚に精通した弁護士に相談することが有効です。

・当面の生活費はどうしたらよいのか
・どのような証拠を集めておくと有効なのか
・財産分与の見通しは?
など、不安に感じられていることについて弁護士からアドバイスを受け、一歩を踏み出されることをお勧めします。

多産DVで離婚を考えたら当事務所にご相談を

弊所の家事部では、モラハラ事案を数多く扱っており、多くの経験を蓄積しております。
離婚をどう進めていくのがよいのか、ケースに応じたアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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【著者情報】


家事部 部長 福岡県弁護士会(弁護士登録番号:45028)

2007年 慶應義塾大学法学部 卒業

2009年 慶應義塾大学法科大学院法務研究科 修了

2010年に司法試験に合格し、東京都内の法律事務所を経て、2014年より弁護士法人グレイスにて勤務

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