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すぐに「離婚だ」という夫はモラハラなのか?

投稿日:
更新日:2024/11/01
離婚・慰謝料コラム モラハラ
夫がひどいことばかりを言ってくるんです・・・

夫との離婚を考え、当事務所にご相談に来られる方の中には、夫からの暴言に悩んでいる方が多くいらっしゃいます。

夫は、身体的暴力は行わないものの、妻に対して様々な暴言を吐き、そのため妻が夫に恐怖心を抱くようになり、常にびくびくしながら生活していらっしゃるというケースもままあります。

モラハラ夫の発言チェック

モラハラ夫は常に自分が正しいと信じており、妻を見下す発言をします。

「誰のおかげでご飯が食べられていると思ってるんだ!」
「こんなに稼いで、いい暮らしをさせているのに、何が不満なんだ」
「稼ぎが少ないくせに」
「俺の金ばかり使わないで、自分で稼いで来い」
「こんなことも分からないのか」
「お前の不手際のせいで、こんなことになったんだ」
「お前がバカだから、こうなるんだ」
「お前の育て方が悪いからだ」
「だから仕事しながら子育てができるわけがないと言ったんだ」

このような発言をしている場合、貴方の夫はモラハラ夫である可能性が非常に高いといえます。

すぐに「もうお前とは離婚だ」と怒鳴る夫

夫婦喧嘩になったり、夫にとって気に入らないことがあったりした場合に、すぐに「もうお前とは離婚だ!」と怒鳴る夫がいます。

ことあるごとに「もうお前とは離婚だ」と怒鳴られる妻は、徐々に萎縮し、精神的に追い詰められてしまうケースも少なくありません。

このように、すぐに「離婚だ」と怒鳴り、妻を脅して追いつめることは、モラルハラスメント行為にほかなりません。

モラハラ夫の心理

モラハラ夫は、妻より優位に立って、妻を支配したいという心理的な欲求をもっています。また、モラハラ夫には「常に自分は正しい」「間違っているのは相手である」という考えをもっているという特徴もあります。

そのため、モラハラ夫は、暴言や態度(舌打ちや無視、ドアを強く閉めるetc.)によって、妻の自尊心を奪っていきます。

夫が「もう離婚だ!」と怒鳴り、妻を脅す背景には、このようなモラハラ夫に特有の心理が潜んでいるといえます。

モラハラ夫から解放されたいと思ったら

モラハラ夫から解放されたいと思ったら、まず、モラハラ夫の言いなりになったり、脅しに屈してしまったりしないことが重要です。

モラハラ夫の暴言に対しては、毅然とした態度で臨んでよいのです。
たとえば「離婚だ!」と怒鳴る夫に対しては、「本当に離婚したいと思っているの?」「離婚をしたいなら、きちんと話し合いましょう」などと、意思表示をすることも考えられます。

また、モラハラ夫が「離婚だ!」という言葉をただ繰り返しているだけで、本心でないことが明らかであれば、真剣に相手にしないという方法もあります。
「また同じことを言っている」と軽く聞き流してしまうのです。

しかし、モラハラ行為に晒されつづけて、モラハラ夫が怖く、モラハラ夫に毅然とした態度で臨むことができないという方も多くいらっしゃいます。

また「いつかモラハラを止めてくれるのではないか」と考える方もいらっしゃいますが、モラハラ夫が変わることは、ほとんど期待できません。

モラハラ夫から解放されるためには、まず別居することが考えられます。
別居して、モラハラ夫と物理的に距離をとることによって、心理的な負担が一気に軽くなったと感じられる方は多くいらっしゃいます。

また、モラハラ夫から完全に開放され、新たな人生をスタートさせるための選択肢がモラハラ夫との離婚です。
夫からモラハラを受けつづけた場合に離婚を考えるようになることは、ごく自然なことであり、夫のモラハラに耐えられず離婚を考える方は非常に多くいらっしゃいます。

モラハラ夫と離婚に悩んだら

モラハラ夫と離婚するためには、証拠を集める、別居する、モラハラ夫に離婚の申入れをして、交渉するというステップが必要になりますが、証拠の収集や別居の準備をする際には、モラハラ離婚特有の注意事項があります。

また、ご自身でモラハラ夫と交渉することは容易ではありません。
モラハラ夫は常に高圧的な態度をとり、あくまで離婚に応じなかったり、離婚の条件として相場を無視した条件を提示してくることもあります。

弁護士であれば、貴方の代理人として、貴方のお気持ちやご意向を、法的な主張として伝えて交渉することができます。
弁護士が交渉することによって、モラハラ夫にも代理人が就任し、迅速に解決することも少なくありません。

モラハラ夫との離婚について、ご自身だけで悩むのではなく、一度、モラハラに精通した弁護士にご相談ください。

弁護士法人グレイスはモラハラ離婚に実績と自信があります

当事務所は主に離婚案件と相続案件のみに注力する家事部を設置しており、年間1000件以上のご相談に対応しております。
また、当事務所には数多くのモラハラ離婚案件の解決実績がございます。

モラハラ夫との離婚に悩まれている方は、ぜひ一度、当事務所にご相談ください。

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【著者情報】


家事部 部長 福岡県弁護士会(弁護士登録番号:45028)

2007年 慶應義塾大学法学部 卒業

2009年 慶應義塾大学法科大学院法務研究科 修了

2010年に司法試験に合格し、東京都内の法律事務所を経て、2014年より弁護士法人グレイスにて勤務

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